コンパネはほぼすべての案件がカスタムでの設計製作になります。設計から開始しカスタムで製造(シルク版などもすべて専用で作ります)しますので、1台作る場合でも300台作る場合でも最低限発生する固定費(仕様にもよりますが数十万~)が発生します。 結果、例えば、200台なら1万8千円/台の製品でも、8台とかなら20万円/台とかの価格になってしまいます。
弊社にコンパネ製作の相談を最初に頂くタイミングは照明器具の選定他が決定した後の最終段階(納期も決定して時間がない状況)が多いです。そのような場合、例えば、間接照明を調光する場合、他社様の製品を調光することは難しくできても調光器など自社製が使えないためコスト的に高くなり、コンパネのデザイン(意匠)も制限が多くなります。その時点で、弊社製の照明器具への変更を提案し、意匠も家具取り合いも価格も魅力的であっても、『もう決まっていて図面を変更するのは大変だから。。』といった理由で変更を断念することが多いです。部屋数が多い場合ですと、百万円単位で違ってきます。数か月あるいは数週間でもできるだけ早い段階で相談を開始してください。
電子制御式とも呼ばれてます。コントロールパネルで使うスイッチ類は例えば5V程度のDC(直流)電流数ミリアンペア)で使用します。
下記のACコントロールパネルのスイッチがAC100Vで照明器具の電力(数百mA~)で使用するのと違い、スイッチは下記写真のように小さなサイズのものが使えますので、小さくてフラットにするなど自由にデザイン(意匠)が可能です。
一方、デメリットとしては、初期開発費が発生する場合が多く、200室以上のホテルなど数量が見込める案件でないと単価が高めになってしまう傾向があります。
ACコントロールパネルに使われるスイッチ例。 端子間の絶縁距離も必要でありサイズは大きくなります。 これを使って作るコントロールパネルはサイズも大きくなり、且つデザイン(意匠)にかよったものになってしまいます。
DCコントロールパネルで使われるスイッチ例。 PCのキーボードサイズのスイッチでも可能です。