【1】ユーザー様よりの一本の電話
弊社には既に型式LFX3というデスクライトあり、そのLFX3をご使用のユーザー様よりの
一本の電話が今回の新商品エリア8055の開発のきっかけでした。
『参考書を1冊だけならいいが2冊以上机に広げた時に明るさの違いがでる』というご不満の内容でした。つまり、均斉度が悪いということです。
均斉度とは、照明における専門用語ですが、簡単にいうと、照らしたい面の明るいところと暗いところの差がどの程度あるかを数値化したもので、明るさの均一さを表す指標です。
均斉度=一番暗い部分の照度/一番明るい部分の照度(or平均照度)
屋外の影のない運動場の地面はどこも同じように太陽光で照らされておりこの場合明るさ(照度)はどこでも同じですので均斉度は1(Perfect)になります。
一方、人工の照明ですと基本的に照明の真下が一番明るくなりますが、真下から離れるほど暗くなります。当然、その差が少ないほうがよりよい照明ということです。
【2】取り残されていた均斉度という大事な指標 LEDデスクライトに求められる性能として思いつくのが、照度、演色性などが一般的です。
それ以外では、LED特有の多重光、調光ができるかなどがありますが、均斉度を重視して商品化しているデスクライトはあまり見当たりません。
しかし、上記のユーザー様より頂いた電話にありますように、勉強したり、作業をしたりするうえで机上の明るさのムラが大きいというのはいい照明とはいえません。
後述で詳しく均斉度を向上させるためにエル光源がやったことを説明しておりますが、LED照明の場合、何も工夫せずに作ると、電球や蛍光灯にくらべ均斉度は悪くなる
(スポット光に近くなる)傾向があり、そのようなLEDの特性にさからって均斉度を上げるためにはそれなりの技術とコストUpが必要になってくるため今まで重要な性能で
あるにも関わらず放置されていたのかもしれません。
エリア8055は最後に取り残された難題である均斉度の向上に真剣に取り組んだデスクライトです!!
【3】均斉度以外の性能も一応説明 今ではどこのメーカーも当たり前にできている性能ですが、均斉度以外の指標とそれがエリア8055の場合どうなっているかの補足説明です。お時間のある方はご参考まで。
★補足説明: 照度
演色性
多重光
点滅
調光
寿命
|